これは、
顔立ちやハゲ方も含めた、
あくまで私の場合の感覚です。
5ミリにしてみて、
正直なところ、少し意外でした。
坊主にすれば、
薄い部分とそうでない部分の差は
分からなくなると思っていたからです。
でも実際には、
そうはなりませんでした。
髪が短くなった分、
一本一本の存在感がはっきりして、
逆に「あるところ」と「ないところ」の差が
目につくようになった気がしました。
特に、
光が当たったときや、
少し離れた位置から見たときには、
その違いが分かりやすくなります。
長さの問題というより、
密度の問題なんだ。
そう感じ始めたのは、
この頃だったと思います。
それでも、
5ミリにしたことで
すべてが悪くなったわけではありません。
髪がある状態よりは、
全体としてはスッキリしましたし、
「坊主頭の人」という見え方には
なっていたと思います。
ただ、
気にしなくてよくなったかというと、
そうではありませんでした。
見るたびに、
なぜか同じところに
視線が戻ってしまう。
意識しないようにしても、
完全には無視できない。
「坊主にすれば楽になる」
という期待は、
この時点で
少しずつ揺らいでいました。
だからといって、
すぐに別の方法を探そう、
という気持ちになったわけでもありません。
5ミリでダメなら、
まだ短さが足りないのかもしれない。
そう考える方が、
自然でした。
短くすればするほど、
差は分からなくなるはずだ。
その仮説は、
まだ捨てきれなかったのです。
そうして、
次は4ミリにしてみることにしました。
4ミリにすると、
たしかに5ミリよりは
目立ちにくくなった気がしました。
ただ、
薄さそのものが
消えたわけではありません。
「これだ」と思えるほどではない。
そんな感覚が残りました。
もう少し。
あと少し短くすれば、
何かが変わるかもしれない。
そんな感覚で、
3ミリにも挑戦しました。
この頃の私は、
どこまで短くすればいいのか、
まだ分かっていませんでした。
ただ一つ、
はっきりしてきたことがあります。
それは、
坊主にすれば楽になるはず、
という考えが、
思っていたほど
単純ではなかった、
ということでした。
もう少し短くしたらどうなるのか。
次は、1mmまで短くしてみたときの話です。